杜国強
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老人肖像

老人肖像

落ち着いた明暗と切れ味のある線で描く炭筆の三四分位の肖像。頭巾の老人のほほ笑みに、歳月の温かさとしなやかな強さが宿る。

温かな色味の紙上で、粒立つ炭がやわらかな擦りと細線によって顔の起伏をつくり、額や頬の皺を律動的に抽出し、鼻梁と頬骨にはわずかな残しで光を置く。頭巾は重い量塊と掃くような筆致で積み上げられ、精緻な顔との対照を成す。首元と襟は数本の暗い線で引き締められる。近景の三四分位の構図で背景を開き、視線と微笑に焦点を集め、耳元のいくつかの円弧が輪状の装身具を示唆する。全体の気配はおだやかで、経験に裏打ちされた落ち着きを湛える。

カテゴリー
人物・デッサン
制作年
制作年 未確認
タグ
肖像木炭

展示風景

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