
旭日松濤
崖に昂然と立つ老松、雲海は潮のごとく沸き、霧を破って朱の旭日が昇り、松涛と瀑の律動のうちに山河がのびやかに開ける。
群青・緑青の鉱物色と墨が重なり合う設色の山水で、重ねた皴擦が老松の瘤だつ幹と嶙峋たる岩骨をあらわし、針葉は雲のように群れ、苔の糸が垂れる。構図は左重右広。巨大な松が前景の支点となり、右の層峰と飛瀑が呼応し、中央の大きな余白は湧き立つ雲海となって奥行きを開く。地平には朱の旭日が淡金の朝霞を染め、遠くに鳥影が点じられ、静と動が呼応して、気息は清朗にして雄渾。
- カテゴリー
- 水墨画・山水
- 制作年
- 制作年 未確認
制作の過程

1. 下描き

2. 白描

3. 設色
展示風景
