
黒旋風 李逵
精緻な線と奔放な筆をあわせ、李逵の旋風のごとき姿を描く――黒衣ははためき、腰に双斧、掌には紅梅一枝、剛と雅が一拍に並び立つ。
顔貌と手は緻密に描き、髪と衣の皺は墨の奔放な筆致で払う。色と墨がにじみ合い、下地の粗い織りの肌理がほの見え、荒々しい触感を添える。人物は対角線上に駆け、胴はS字に捻れ、一足を上げて旋風のように飛び込む。冷灰の双斧は桃色の腰帯と青緑の衣裾に拮抗し、広い余白の中で色塊の対照を成す。目元の笑みと掌の梅枝が峻烈をやわらげ、剛勇にふっとした柔らかさを並置する。
- カテゴリー
- 人物・水彩・工筆
- 制作年
- 制作年 未確認
制作の過程

1. 下描き

2. 白描

3. 設色
展示風景
