
竹林図
疎らな竹と萌え出た筍が並び立ち、層を成す緑が広い余白に滲み、静けさの中に生命が満ちる。
写意の水墨により、稈は湿筆のにじみで淡から濃へと移ろい、前後の奥行きを示す。葉は乾湿を交えた側筆で掃かれ、先端は鋭く締まる。右上から弧を描いて繁葉が伸び、左側の斑点を帯びた若筍と呼応し、明暗とかたちの対照が視線を疎密の間へ導く。広い余白は霧のように息づき、風の音が聞こえるほどの静けさを湛え、気韻は清新で抑制的。
- カテゴリー
- 水墨画・山水
- 制作年
- 制作年 未確認
- タグ
- 水墨竹
制作の過程

1. 下描き

2. 墨入れ
展示風景
