杜国強
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喜

行草の大字「喜」が紙面を一気に駆け、濃淡と枯潤が交錯し、筆の緩急からよろこびが湧き上がる。

たっぷりと含ませた墨で一字を構成し、中鋒の運筆は円転しつつ力を湛え、ところどころに現れる飛白が潤いの溜まりと呼応する。主字はやや右に据えられ、長い横画が左へと伸びて全体を支え、周縁の細い款記と朱印が黒に響くアクセントとなる。広い余白が筆勢に呼吸を与え、昂揚しながらも整った風情をたたえ、祝意は品位をもってたちのぼる。

カテゴリー
書道
制作年
2021
タグ
書道吉祥