
青緑山水
巌壁が迫り、雲海と松林のあいだで青緑の層が静かに脈動し、崖間の小院がほの見えて、静謐にして雄大。
堅固な墨の骨格の上に青緑の重ね塗りを施し、岩肌の皴と脈理を鮮明に立ち上げ、断崖の量感を示す。右上から巨峰が斜めに迫り、左と下方は大きく霧の余白で受け、谷を貫く一本の滝が視線を導いて、崖間にのぞく小さな院落と曲折する山道へ至る。松は点と長い払筆で群塊を成し、麓の樹色は青緑からほのかな紅へと移ろい、冷暖の響き合いが高山の気象を清澄にして厳粛にする。
- カテゴリー
- 水墨画・山水
- 制作年
- 制作年 未確認
制作の過程

1. 下描き

2. 白描

3. 設色
展示風景
