
秋園双禽
黄金の秋の園で、二羽の白い鳥が紅い葉の間に向き合い、一羽は静まり一羽は身を構え、潑彩の流光の中で澄んだ冷やかさと熱を並置する。
画面は広い黄金の潑彩で敷かれ、水のにじみやバックランが霞のような層をつくる。左上では一羽が枝にとまり振り返り、背に青灰がほのかにさす;下方ではもう一羽が葉影に身を寄せ、羽は細かな重ね描きで質感が際立つ。緋の葉が弧を描いて画面を貫き、苔緑や赭の滲みとぶつかり合い、白い羽の冴えを引き立てる。飛沫と精緻な描写の拮抗が保たれ、秋の澄んだ静けさと躍動する息遣いが同居する。
- カテゴリー
- 花鳥画
- 制作年
- 制作年 未確認
制作の過程

1. 下描き

2. 墨入れ
展示風景
