
仙鶴松山図
松の間に寄り添う二羽の鶴、雲海から群峰がのぞき、細密な設色と柔らかな墨のにじみが重なり、清雅で瑞祥の気を醸す。
工筆の設色で二羽の鶴と松針が緻密に描かれ、羽の紋様と濃墨の翼が、団扇のようにひろがる松葉に呼応する。山石と雲霧は淡墨の重ねでしっとりと表され、層をなす。手前の松崖と佇む鶴が画面の要となり、遠山は雲海に断続して現れて、近は実・遠は虚という空間の律をつくる。青緑と墨灰が調和し、鶴の頂の朱が全体を引き締め、静謐で澄んだ気配が満ちる。松間のわずかな桃色の花と青緑の点描が、穏やかな生命感を添える。
- カテゴリー
- 水墨画・山水
- 制作年
- 制作年 未確認
- タグ
- 山水丹顶鹤吉祥
制作の過程

1. 下描き

2. 白描

3. 設色
展示風景
