
京劇人物・盛装仕女
精緻な工筆彩色で、盛装の戯曲の女が雲の花を載せた緑の器を捧げ、雲と龍の飾りが呼応し、華やかで静かな舞台の緊張をたたえる。
引き締まった精緻な線描が冠飾と衣文を刻み、青緑・朱・金の重ねる暈しが珠玉や房飾りに七宝のようなつやを与える。構図は半身の三四面像で、一方の手は雲座に載る緑の器と渦巻く花枝を支え、もう一方の手は繊細な指勢をつくり、肩では龍の装飾と房が重なり合う。広い余白と霞む縁が人物を包み、舞台のような空間を静かに清澄に保つ。伏し目と仄かな紅を帯びた唇により、華装のなかに沈着と優雅、儀礼的な厳しさが漂う。
- カテゴリー
- 人物・水彩・工筆
- 制作年
- 制作年 未確認
- タグ
- 工筆京劇東方美学
制作の過程

1. 下描き

2. 白描

3. 設色
展示風景
