
半壁青山
白絹の滝が断崖を貫き、霧間に秋樹と山村が次第に現れ、清澄な水墨に赭と青緑をほのかに差して、「半壁青山」の清峻さと人の気配をあらわす。
全体は水墨を基調に、皴擦とにじみを交互に用いて岩の骨格を立て、葉群は雨のように点置する。赭・石青・藤黄をわずかに添え、屋根に青緑を一刷し、清潤でありながら墨勢を損なわない。縦長の高遠な構成で、主瀑が上から下へ貫き、左右の山体は半壁のごとく抱え、栈道と橋が視線を導き、崖沿いに家々が段をなし、右上には題款がほの見え、余白はたゆたう雲霧となる。水音さえ想われ、秋の赤黄と寒墨が呼応し、峻険を引き締めつつも人の温もりを添える。
- カテゴリー
- 水墨画・山水
- 制作年
- 制作年 未確認
- タグ
- 山水水墨
制作の過程

1. 下描き

2. 白描

3. 設色
展示風景
